2011年11月29日火曜日

ゆうちょ銀行で支援金を払い出して、全額322,500円を菅野弁護士にお届けしました。今日お届けした分の領収証と、控訴裁判の弁護を担当して下さっている5人の弁護士(一審を担当した6人の弁護団の中から石田優紀弁護士が抜けられたようです)の弁護費用として50万円×5人=250万円分の領収証(市橋達也君の適正な裁判を支援する会宛)をいただきました。また、本日付け(今日お届けした支援金を含まない)の預り金明細書(収入・支出表)もいただきました。収入には、逮捕時に市橋君が所持していた30万円とある支援者が2回にわたって個人的に提供された計15万円が含まれます。収入から支出を引いた残高は3,409,183円ですが、これに今日お届けした支援金を加えると3,731,683円になり、これから5人分の弁護料250万円を引くと123万円ちょっとになりますので、当面の活動費は残っているのではと想像します。ボランティアとは言え、長い間一審の弁護団に加わって下さった石田弁護士へ無償のままでいいのかという問題もありますが、今は支援金の残りが十分ありませんので、裁判が結審した時点での支援金の残高によって弁護団に考えていただければと思っています。(領収証は後程コピーをブログに添付します)

山本弁護士も同席して、私が事件当日まで市橋君の友人だった人からお聞きした情報や、千葉大学の法医学教室の岩瀬博太郎教授からお聞きした情報を口頭で再度お伝えし、控訴裁判への影響の可能性などについて1時間以上お話を伺いました。裁判に関係することですので、ここではこれ以上は書けません。山本弁護士は岐阜羽島を訪ねて市橋君のご両親と直接お話をされたとのことですが、息子の弁護はしないというご両親の決意は固かったようです。控訴裁判ではご両親の証言が重要な意味を持ちますので、現在は市橋君自身がご両親にお手紙を差し上げているとのことでした。

裁判所から指示された控訴の趣意書の提出期限は当初11月末だったのを、来年1月20日に再延長申請をして認められたとのことです。それを受けて検察側が反論を提出してからですから、実際に控訴裁判が開かれるのは2月か3月になりそうです。

手記の映画化については、主演・監督予定の人と出版社が合意して、幻冬舎から弁護団に事後通知をしてきたとのことです。原稿を出版社に渡した段階で権利は出版社に渡るので、著者や弁護団には発言権はなくなるそうです。市橋君にも映画化の話は伝えたそうですが、勝手にしたらいいと答えたそうです。

市橋君は未決囚扱いですから、衣服は刑務所から支給されないので私服を着ていますが、支援者から差し入れされた衣類のお蔭で現在不便はしていないそうです。寒くはないかとの質問には、市橋君は元々薄着を好むようで、寒いことはないようだとのことでした。独居房に保管できない衣類は菅野弁護士の事務所に、本は山本弁護士の事務所に宅下げされて保管されているそうです。宅下げされた衣類も本も、本人が希望すれば弁護団から再差し入れすることはできるそうです。

明日も山本弁護士が接見に行かれる予定とのことで、弁護団と頻繁な打ち合わせが行われているようです。私が面会に行くことについては、今週市橋君に打診してみるそうですが、控訴裁判の開始時期が延びましたので、急がなくてもいいのではと思っています。

支援者の一人から以下のお便りをいただきました。ありがとうございました。
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初冬の候、本山先生におかれましては、ますますご多忙の日々と存じます。久しぶりにメールをさせて頂きます。〇〇市の〇〇〇〇です。本日、私も千葉刑務所に出向き、今回は現金のみをお届けして参りました。他の支援者の皆さまが書籍をはじめ、暖かい衣類や食料品等、心のこもった差し入れをされており、私も考えた結果「必要な物を必要な時に、また嗜好品を購入して頂ければ・・」と考え、今回はそのように致しました。・・・ご報告まで。
 
巷では映画化の話がでておりますね。私も、これから行われる「控訴審」にわるい影響を及ぼさないか・・という思いはありますが、そのようなことには動じず、いままで通り、自分のできる支援を続けていくだけです。弁護士の先生が市橋達也さんに映画化の話をされて、ご本人はもうご存知のようですね。私達はこれまで通り、市橋達也さんに寄り添い、共に生きていく・・その実践でよいのではないでしょうか・・と、私は思っております。末筆ながら、何かと気ぜわしい時期ですが、お元気にお過ごし下さいませ。
追伸:本日、支援金を振り込ませて頂きました。
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今日は千葉に行く前に江戸川堤防を6Km 走りましたので、累積は356Km/43日になりました。時間がなくて短い距離しか走れませんでしたが、心肺機能が落ちないように、息をハーハーさせて汗をびっしょりかきました。